ファッション大好きユニコーンです!
日本で買うより安い!海外限定のものが買いたい!と思って個人輸入をやってみたいと思った時
- 全部英語だし何を書いているか分からない
- クレジットカード情報を入れるのが怖い
- 商品がちゃんと届くかどうか不安
- 関税っていくらくらいかかるの?
と不安なことがたくさん思い浮かんでしまいます
そんな方に向けて個人輸入歴10年のわたしが
- 購入から商品が届くまで
- 実際の体験も交えて
- 超わかりやすく
購入方法をいちから紹介します※内容は衣類に関係することがメインになってます
分かりづらい関税と転送サービスは詳しく説明していきます!
個人輸入の流れが分かれば営利目的の一般輸入に展開できてお小遣い稼ぎができるようになりますよ!
個人輸入とは?

個人輸入についてはっきりとした定義はありませんが一般的には・・
外国の製品を個人で使用することを目的として、海外の通信販売会社、小売店、メーカーなどから、個人が直接購入すること
出典: 税関HP
といわれています
つまり「自分で使用するものを購入し輸入すること」です
輸入したモノをメルカリやヤフオク等で販売する場合は個人輸入ではなくそれは一般輸入になります
個人輸入と一般輸入の一番の違いは関税です
ものにもよりますが、一般輸入は個人輸入の倍くらいの関税がかかります
輸入で最も気になる関税については後で詳しく解説します!
個人輸入のメリット

安く買える
海外ブランドを安く買えるというのが一番の理由ですよね
円高の時だとさらに安く購入することができます
セールの値下げ率も「あの有名ブランドがこの価格で買えちゃうの!?」というくらい驚きの値段をつけているサイトもあります
いろんなサイトを見た傾向では、ドメスティックブランドよりもインポートブランドの方が安く感じます
理由としては・・
- 日本で生産された商品を送料をかけて仕入れているから
- インポートブランドは代理店を通さず直接ブランドから買い付けているから
などが考えられます
日本のセールだとSSは6月・AWは1月というのが基本ですが、海外サイトでは2か月ほど早くからセールが始まるのでシーズン前にお得にゲットできることもあります
海外限定商品を購入できる
海外ブランドも日本で購入できるものが増えてきていますが、未だに海外のみ展開しているブランドも多くあります
マイナーなブランドだと日本で展開されているものが少ない!
一つ例を挙げると、今では国内でもメジャーになったランニングシューズメーカーのHOKA ONE ONE(ホカオネオネ)は3年程前までは国内代理店がなく、個人輸入するしか購入方法がありませんでした


あの厚底で反り返ったソールをしているシューズを履いていると、色んなひとに「どこのメーカー? どこで買ったの?」と聞かれることが多く自慢できました笑
最近はSNSで世界中の情報をゲットすることができますが、国内未発売で悔しい思いをすることがなくなりますね!
個人輸入のデメリット

外国語でのやり取り
結論を言うと言葉の問題は100%を求めなければなんとかなります!
なんと言っても最大のデメリットは外国語というところにありますよね
最初に海外のホームページを見た時、溢れる外国語を見た途端「ウっ・・」となり速攻ページを閉じてしまった経験があります
でも大丈夫!対策として、皆さんも一度は利用したことがあると思いますがページ丸ごと翻訳してもらえるサイトを利用してます
完璧な日本語ではないですが、概略は理解することができると思います
Google翻訳が有名だと思いますが、わたしはDeepLというサイトを利用しています

Googleよりも自然な翻訳になっていて、こっちの方が最近はお気に入りです
完璧は求めていないので、自分の使いやすいものでいいと思います
トラブルが発生した場合も自力で解決しないといけないですが、これが一番厄介です
外国人はユルいから「ちゃんと注文したものが発送されるか不安だ・・」「梱包しっかりしてもらえるのかな?」なんて不安を抱くこともあると思います
基本的にはオーダー通りの商品が届きます!
梱包は日本みたいに丁寧ではないので、外箱も綺麗な状態を求める方は個人輸入は控えた方がいいかもしれないですが・・
しかし!過去に2回全く違うものが届いた経験があります
アメリカのスケボーショップでスニーカーを購入したのに、なぜかTシャツが届いたことがありました
その時は転送サービス(後で詳しく説明します!)で商品チェックをしてもらっていたのでアメリカ国内で返品処理ができたのですが、日本まで到着した場合は返品するにはかなり苦労したと思います
返品作業は転送サービスにお願いして、返金要求は直接そのショップにメールを打ってやり取りしました
余談ですが、スケボーショップの店員さんは若い方だったのか、文章がめちゃくちゃでスラングなども使ってましたが言いたいことはなんとなく分かりました
わたしの英語レベルは高校で止まってるくらい低いんですが、文章は翻訳サイトを利用して作成して十分相手とやり取りができました!
商品が届くかどうか不安
最初の頃はオーダーしたものがちゃんと届くかどうか不安になると思います
実際わたしもオーダーしてから毎日サイトの発送状況を更新して「まだ発送されないのか・・」と不安になったこともあります
ですが、あまりにも変なサイトで購入しない限りちゃんと荷物は発送されます!大丈夫です!
それでも不安だという方はPayPalでの支払いをおススメします
PayPalについてはあとで詳しく紹介しますが、簡単に説明すると商品が到着しなければ支払い処理が発生しない決済方法です
手数料は若干かかりますがそれは安心代として支払ってもいいかもしれませんね
商品が届くまでに時間がかかる
注文してからの発送(日本みたいに翌日発送してくれる所は少なく4~5日かかるのが一般的)、海外からの輸送、通関手続(これが意外と時間かかる・・)などと色々時間がかかってしまいます
わたしの経験としては商品が届くまで半月~1か月ほどかかると考えておいた方がいいです
速達プランなどを利用すればもっと早くできますが、送料をなるべく安くしたいので時間がかかってしまいます
最近は国内同様、海外からの荷物でも配達状況を確認できるサービス(トラッキング)があります
※下の表は実際にわたしがUSPSを利用して輸入した履歴になります

トラッキングを使えば、商品がいつ発送されたのか、どこの国にあってどの様な状況(飛行機搭乗待ち?通関待ち?など)、税関を通ったのかなど確認することができるので安心できます
購入から配送までの流れ

それでは実際の購入方法について説明していきます
わたしが購入した経験も紹介しながら分かりやすく説明していきます!
購入・配送方法【3つ】
購入と配送の組み合わせでは大きく分けて3つあります
- 【購入】自分 【配送】海外サイト手配
- 【購入】自分 【配送】海外サイト→転送サービス→輸入
- 【購入】代行業者 【配送】代行業者を介して輸入
ちょっと難しいので詳しく説明します
①は国内の通販サイトと同じ感覚で、欲しいものをクリックすればそれでOK!
②は転送サービスを介して輸入するというのが経験したことない購入方法だと思います
転送サービスについては後ほど詳しく説明しますが、配送の仲介業者と思ってもらえればいいです
③は購入も配送も代行業者に依頼する方法で、手数料はかかりますが全てお任せなので簡単で楽な購入方法です
決済方法【2つ】
海外サイトでの決済方法は2つあります
- クレジットカード
- PayPal
Amazon Payのような電子マネーでの決済方法もありますが仕組みが難しいため、決済方法はこの2つと考えていいとおもいます
クレジットカードの利用方法
クレジットカードは国内の通販サイトと同じように、カード番号や有効期限などを入力し購入します
入力項目が英語ということ以外は特に難しいことはないですが注意点が2つあります
- JCBが利用できない
- クレジットカードのセキュリティーロック
①JCBが利用できない
JCBは海外ではマイナーなクレジット会社のため使えないことが多いです
VISAやMasterCardはほぼ利用可能なのでJCBしか持っていない方はどちらかを作っておくことをオススメします
②クレジットカードのセキュリティーロック
必要事項を何回入力してもエラーが出る場合があります
これはクレジットカード会社が「海外のサイトでカードが不正に利用された」と判断し一時的に利用を止める(セキュリティーロック)ことがあります
最初は急にカードが使えなくなってけっこう焦ります笑
何度もセキュリティーロックされた経験がありますが、傾向としては・・
- 購入金額が高額
- 購入金額が少額でも複数回同様のサイトにて購入している
- 決済時間が深夜
などの場合セキュリティーロックされることが多いです
セキュリティーロックは時間が経てば外れるというものではありません
ロックの外し方としてはクレジットカード会社に直接電話して「このサイトで購入したのは自分で間違いないです」と連絡すれば解除してもらえます
今の時代に電話ってのも面倒(しかもなかなか繋がらない・・)ですが、この方法しかないです
セキュリティーロックを外して1週間程度は自分が購入しようとしていたサイトで普通に購入できますが、それ以後はまたロックされるため同様の依頼する必要があります
このやり取りが面倒な場合は、これから説明するPayPalを利用することで回避できます
PayPalの利用方法

そもそもPayPal(ペイパル)ってなに?
PayPal社が自分と通販サイトの間に入ることで、オンライン上のクレジットカード・銀行・デビットカード決済を安全に行うことができるサービス
クレジットカード情報が海外サイトで悪用されるのがイヤな場合PayPalを介することで、販売側にはクレジットカード情報が伝わらないで購入できるという仕組です
クレジットカードを持っていない方は銀行振込やデビットカードなどが利用できて便利です
また、買い手保護サービスも充実しており、「荷物が届かない」「まったく違うものが届いた」などのトラブルが発生した場合は販売側に対してPayPalを通じて異議申し立てを行えます
【ここで実際発生したトラブルをご紹介します】
- アメリカのMoMA(ニューヨーク近代美術館)公式サイトにてキャップをPayPalを介して購入
- 購入後10日目を経過しても発送通知がなかったためMoMAに問合せ
- 何も返答がないため12日目にPayPalに問題報告
- 問題報告をして10日目にPayPalを介して返金
MoMAみたいにきちんとしたサイトでもこのようなことが起こるのでPayPalを利用する価値はありますね
【PayPal 問題解決センター画面】

【実際のクレーム処理画面】

PayPalのデメリットとしては手数料が高いことです
- クレジットカード【平均1.7%】
- PayPal【4.0%】
クレジットカードとは約2.3%の差がありますが、高い手数料で安心を買うようなものですね
少額なものであればPayPalを利用した方が手数料もそこまで高くならないので、利用した方がいいと思います
配送方法
ここが個人輸入の大きなポイントです
「安く・安心して・確実」に荷物を届けてもらうことが重要
海外のサイトでは国外に配送してくれない所がたくさんあり、そういう場合は転送サービスを利用する必要があります
個人輸入のほとんどがこの転送サービスを利用しないといけないので、ここからは転送サービスの利用を前提に説明していきます!
転送サービスとは?
聞き慣れない転送サービスとはどのようなものなんでしょう?
海外発送を取り扱っていない通販サイトで購入した商品を転送サービス会社に送り、そこから自分の家に発送してもらうサービス
Googleで「転送サービス」と入力すればたくさんヒットすると思いますが、アメリカ・ヨーロッパ・アジアにおいて地区ごとにサービスを提供している企業があります
サービス内容としてはただ荷物を発送してくれるだけではなく、追加料金は発生しますが、荷物の検品・写真撮影なども行ってくれます
荷物の状態を日本に発送する前に確認しておきたい方にとっては利用する価値のあるサービスですね
利用している転送サービス
わたしははむはむ便というサービスを利用しています

名前やサイトの見た目はイケてませんがサービスは満足するものです!
利用している理由としては・・
- 運営者が日本人のため日本語でやり取りできる
- オレゴン州で運営しているため州税(セールスタックス)がかからない
- 日本の銀行(楽天銀行など)に対応している
- 若干割高ではあるが安心料として利用
※州税(セールスタック)とは?
アメリカには消費税というものはなく、消費税に似た税金として州税という税金があり、日本のように一律税率ではなく、州によって異なります
転送サービスの利用方法
サービス毎に少し異なるかもしれませんが、大まかな流れを説明していきます
ちょっと長いですが順に読んでもらえれば理解できると思います
- 転送サービスサイトにて名前・住所などの基本情報の利用登録
- 個別のIDと住所が発行される
- オンライン購入時にその個別住所を入力
- 転送サービスの自分の住所まで配達してもらう
- 荷物が転送サービスに納入されたら商品到着メールが届く
- メールには荷物を管理するための番号がふられている
- 発送してもらう時は、所定の様式に品名・数量・単価・管理番号を記入し依頼
- 依頼後、送料や手数料などを合計した請求金額の通知がくるので指定口座へ入金
※荷物は複数のものをひとつにまとめて発送してもらうことも可能です
はむはむ便は1か月間保管料が無料なので、なるべく複数個まとめて発送することで送料を抑えるようにしてます
【はむはむ便 発送依頼表 様式】

配送会社の選定
はむはむ便はUSPS(米国郵便公社)しか利用できませんが、他のサービスではFedEx・UPS・DHLなど民間の配送会社を選択することができます
それぞれ日本での配達会社は、USPSは郵便局、FedEx・UPS・DHLはヤマト運輸・佐川急便・西濃運輸などになります

ここで注意しないといけないのが、日本の郵便局のイメージはきちんとしたサービスを提供してくれる印象がありますが、アメリカはその逆でUSPSは輸送品質が悪いで有名です
その分安いというメリットはありますがそこまで大きく値段は変わらないので、信頼できる配送会社を求めるのであればUSPS以外を利用した方がよいと思います
USPSを利用していて荷物の破損や紛失の経験はありませんが、荷物を引き受けてからなかなか発送されなかったり、なぜかオーストラリアを経由して日本に到着(1か月以上かかった・・)したことがあります
荷物の受け取り
荷物が発送されてから約半月・・やっと荷物の受け取りになります
荷物は国内通販のように特に必要な書類などはありません
しかし、荷物を受け取るときに追加料金が発生します。それが関税です!
関税と聞くと拒否反応を示す方もいるかもしれませんが、ただ配達員さんお金を払うだけでOKです
関税については次の章で詳しく説明します!
郵便局の場合はその場で現金を支払いますが、FedExなどはあとから通知書が届いて振込を行うという2パターンあります
※事前に税関から通知書が届いて支払い後に商品を受取る方法もあるみたいですが、過去にその経験はありません
【実際に配達された荷物】

保険について
輸入する荷物には任意ですが保険をかけることができます
荷物が破損して納入された場合、写真を撮影して申告することで保障してもらうことができる
わたしは衣類品を中心に個人輸入しているため、破損したことがなくここ数年は保険をかけたことがありません
しかし、到着した荷物は外箱が潰れていることが多く割れ物を輸入する方は保険をかけた方が良いと思いますが、他の方の経験談などを見ると保険料の支払いにかなりしぶられるとのことで、壊れてしまったものは必要経費と考えるしかないかも・・です
これで購入~発送~納入まで終了です。難しそうに感じるかもしれませんが、やってみると意外と簡単です!
関税について
個人輸入をする上で一番分かりずらい関税について分かりやすく説明していきます
課税対象額について
はじめに関税の話をする前に課税対象額について説明します
まずは何に対して関税がかかってくるのか知ることが必要になります
課税対象額は単純に商品価格が1,000円だから1,000円に対して関税がかかるというものではありません
課税対象額は個人輸入と一般輸入で異なり、個人輸入は一般輸入よりも課税対象額が低くなります
具体的には・・
- 【個人輸入】品代の60%
- 【一般輸入】品代+運賃+保険料
例えば・・
10,000円のTシャツを輸入(運賃2,000円、保険料500円)する場合
【個人輸入】6,000円
【一般輸入】12,500円
に対して関税がかかってきます
つまり約倍の金額ということですね
ここまで大丈夫でしょうか?まとめると・・
課税対象額は個人輸入と一般輸入で異なりその金額は2倍
ということだけ覚えて置きましょう!
関税率について
それでは実際に関税がどのくらいかかるのか説明していきます
先ほど計算した課税対象額に関税率をかけていきます
ここでのポイントとしては個人輸入も一般輸入も関税率は一緒ということです
計算式を整理すると・・
- 【個人輸入】課税対象額(商品価格×0.6)×関税率
- 【一般輸入】課税対象額(商品価格+運賃+保険)×関税率
では、関税率は具体的にどのくらいなのでしょうか?
関税率は品物ごとに変わりますが、その前段階の区別として「簡易関税と一般関税」という区分があります
そんなに難しいことではなく、簡単に言うと課税対象額が20万円未満か以上かという区分になります
- 【簡易課税】課税対象額・20万円未満
- 【一般課税】 〃 ・20万円以上
少額のものはいちいち計算するのが大変なのでざっくりした区分を作って管理しやすくしたということですね
簡易関税は大きく7つに分けられており、衣類は10%・革製品は15~20%になります
【簡易課税表】
出所:税関HP
逆に一般課税はかなり細かく区分されてますが、大きく簡易課税率と変わることはないので気にすることはないと思います
ちなみに、革製品は関税率が非常に高い(国内産業を守るためなのでしょうがない・・)ため本当に欲しいもの以外は個人輸入しないことをおススメします
【一般課税表】
出所:税関HP
では、実際どれくらいの関税がかかるか具体的に計算していきましょう!
1枚20,000円のTシャツ(送料・2,000円、保険・500円)を輸入
【個人輸入】20,000円×0.6=12,000円(課税対象額)×10%(対象税率)=1,200円
【一般輸入】20,000円(課税対象額)+2,000円(送料)+500円(保険)×10%(対象税率)=2,250円
個人輸入と一般輸入では1,050円も差があります!
輸入して儲けようとするのであれば個人使用の目的で輸入するよりも、たくさんの税金が取られてしまうということですね
ただし!一般輸入のつもりで輸入しても通関担当者が「個人輸入」と判断された場合は個人輸入の税率しか請求されないこともある!
恐らく、商品が数点であれば個人輸入、複数であれば一般輸入と判断していると思いますがこれといった判断基準は未だに分かりません
ここだけの話ですが、過去に「一般輸入」のつもりで輸入しても、通関担当者の判断で「個人輸入」と判断され、結果的に「個人輸入」の関税率が適用されたことがあります
この場合修正申告が必要になりますが・・・この先はご自身の判断にてお任せします
消費税について
輸入した商品についても国内同様に消費税がかかってきます
しかも課税対象金額+関税に対して消費税がかかってきます
それでは消費税を計算していきましょう!
「単純に10%掛ければいいんでしょ!」と思った方、ほぼそれで正解ですが厳密に言うとちょっと違うんです
消費税と地方消費税の2つの区分に分けてかかってきます
消費税は国税と地方税に分けられ、地方税の部分が地方消費税になります
具体的な税額としては消費税は7.8%・地方消費税は2.2%になります
つまり足して10%になるということですね
計算式は・・
- 【消費税】課税対象金額+関税額×消費税率7.8%
- 【地方消費税】①で計算した消費税額×22÷78
具体的な計算としては・・
課税対象額20,000円、関税率10%の場合
【関税額】20,000×10%=2,000円
【消費税額】(20,000円+2,000円)×7.8%=1,716円→1,700円
【地方消費税額】1,700円×22÷78=479円→400円
【合計】4,100円になります
※百円未満は切り捨て
以上のような計算された金額が記載された「課税通知書」が荷物と同封され配達されます
この通知をもとに配達員の方がお金の徴収をします
【実際の課税通知書】

課税対象額が1万円以下の場合は免税

個人輸入の場合、商品価格の60%が課税対象額となることが分かりましたが、課税対象額によって関税・消費税が免除される場合があります
それは課税対象額が1万円以下の場合に関税・消費税が免除されます
※ただし、免税対象外の商品(革製品・履物・ニットなど)もあります
課税対象額が1万円以下ということは、個人輸入の場合、品代が16,666円(16,666円×0.6=9999.6円)までであれば、関税・消費税が免除されるということです
ちょっとややこしいかもしれませんが、個人輸入は商品価格16,666円までなら関税・消費税が無料であると覚えておきましょう
また、自動車・バイク・スポーツ・音楽用品、楽器、家具類、化粧品、おもちゃ、機械類、パソコン、カメラなどは関税率がそもそも0%の品物もあります
2019年よりヨーロッパから輸入する衣類の関税率は0%
これは「日本・EU経済連携協定」が発効されたためで、衣類の他にもワインやチーズが対象になりました
革製品は即時0%にはなりませんでしたが、段階的に減少(と言っても20年くらいかかりますが・・)することとなっています
早く憧れのジョン・ロブが手の届く価格になってほしいです!
まとめ

商品価格は安いけど、「送料や関税の仕組みが分からない」「商品は本当に届くのか」「言葉のやり取りは大丈夫か」など不安になる点がたくさんあったと思いますが、実際やってみると案外難しくなくお得に欲しいものが買えるんだというのが分かってもらえたと思います
最近は、国内の買い物もAmazonや楽天などネットで購入することが増えており、ネットで購入することにも抵抗感がなくなってきました
たしかに、外国語表記で不安になることもあると思いますが、翻訳ソフトを利用すればそこまで難しいことではありません
とは言え、「商品が届かない」や「破損しないか」等の不安があると思いますので、まずは大手のアメリカAmazonなどから少額のものを購入してみて流れを一度体験してみるとよいと思います
一度流れをつかんでしまえば、「普段の買い物+関税」くらいの感覚で気軽に購入することができると思います!
【まとめ】
- 直接輸入できないものは転送サービスを利用しよう
- 関税は怖くない!商品受け取り時に支払うだけ
- トラブルが不安な時はPayPalを利用しよう